予想通りの商品が出揃ったMac Expo。
iLifeの新版や、iWorkも当然出たが、とりあえずハードウェアのほうを紹介してみる。
1. iPod Shuffle
フラッシュメモリ型のiPod。512MBと1GBの2種類。
インターフェイスは従前のホイールクリックを踏襲。ただしモニターが無い。
では、どうやって曲を選ぶの?というと、これはiPod Shuffle任せ。つまり、ランダムで曲が再生されるという仕組み。自分で好きな曲を選ぶことができない。
(なんという潔い割り切りだろう。ただし、CDの通常の曲順に再生することは可能だが)
本体自体がUSBで、MacやPCと直接接続して、iTunesを使って登録する曲を選択する。曲が選べないのは不便と思うが、実のところiPodユーザーは、曲をランダム再生で聴いているケースが実は多く、意外に使い勝手が良いと感じるかもしれない。物欲をそそる・・。
2. mac mini
昔のG4 Cubeを彷彿させる、モニター、キーボード、マウスが別売りのCPUのみのMac。
これは完全にWindowsからのスウィッチ狙いの商品である。iPodと音楽ダウンロードビジネスを始めるときに、Jobsは株主や取締役会に対して、その新規ビジネスがMacの拡販につながるとコミットした。iPodと音楽ビジネス自体は大成功をおさめ、今やAppleの株価は高値を維持しているが、やはりMacあってのAppleであり、Jobsとしては公約を果たす責務がある。そこで、低価格(6万円弱)のMacを投入するということだろう。
mac miniは、例えばWindowsの2ボタンマウスであっても、つなげばすぐ動く仕様になっている(予めドライバーが組み込んである)。このように、とにかくWindowsからの乗り換えを徹底的に狙うという意図がはっきりした商品である。
コメント